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ヘルパンギーナが九州で急拡大中!保育施設に求められる感染対策とは?

感染症対策について

西日本からやってくる

毎年、夏になると保育施設を悩ませる感染症「ヘルパンギーナ」。
2025年は例年以上に早いペースで感染が広がり、福岡・熊本・佐賀を中心に警報レベルの流行が報告されています。

2025年7月第1週、九州各地でヘルパンギーナの感染拡大が報じられています。

  • 福岡県では警報レベルに達し、医療機関での乳幼児の発症報告が急増

  • 熊本県では4週連続で報告数が増加

  • 佐賀県では、定点あたりの報告数が2.17人 → 5.33人に急上昇

福岡のニュース記事(Yahoo!)
熊本日日新聞 記事
佐賀のニュース記事(Yahoo!)

例年と同様、西日本から流行が始まり、全国へ拡大する傾向があるため、全国の保育施設や家庭でも警戒が必要です。

※リンク先記事は一定期間で消失している場合がございます。

■ ヘルパンギーナとは?

  • 主な原因ウイルス:コクサッキーウイルスA群

  • 潜伏期間:2~5日

  • 対象:1~5歳の乳幼児が中心

  • 主な症状:

    • 突然の高熱(38~40℃前後)

    • 喉の奥に小さな水疱(白っぽい発疹)

    • 痛みで食事や水分が摂れない

    • 元気消失、ぐったりする

■感染経路と保育現場でのリスク

感染経路内容
飛沫感染 咳・くしゃみ
接触感染 おもちゃ・ドアノブ・タオルなどの共用物
糞口感染 便中のウイルスが手指を介して口に入ることで感染する

特に保育施設では、おむつ交換時の注意が極めて重要です。
ウイルスは発症後も便中に2〜4週間排出されるため、以下のような対応が必要です。

  • 使い捨て手袋の着用

  • 交換後の手洗い・おむつ台の除菌

  • 廃棄処理の徹底(密閉袋の使用など)

アルコール製剤では十分に効果が期待できない理由は、ヘルパンギーナの原因であるコクサッキーウイルスが「ノンエンベロープウイルス」であるためです。

そのため、次亜塩素酸水など広範なウイルスに対応できる除菌剤の活用が推奨されます。

■弱酸性次亜塩素酸水「ジェスパ」での予防対策

弊社が提供する「ジェスパ」は、弱酸性次亜塩素酸水として、多くの保育施設・幼稚園・医療介護現場で採用されています。

特徴

  • 安定濃度 80ppmの除菌力(広範囲ウイルスに対応)

  • 肌にやさしい弱酸性(手すりやおもちゃにも安心)

  • 物品・トイレ回りにも使える汎用性

シーン使用ポイント
おむつ交換後 おむつ台・ドアノブ・ゴミ箱周辺の拭き取り除菌
共用おもちゃ・絵本 退園後に軽くスプレーし自然乾燥または拭き取り
トイレ・洗面所 便座・水栓レバー・壁スイッチの定期除菌

■まとめ

  • 九州では、福岡・熊本・佐賀を中心にヘルパンギーナが急増中

  • 感染力が高く、特におむつ交換時の糞口感染に注意が必要

  • ノンエンベロープウイルスのため、アルコール除菌では不十分

  • 弱酸性の次亜塩素酸水「ジェスパ」による環境除菌の徹底が予防のカギ

2025/07/09

全国で急増中のリンゴ病、盛岡市では初の集団感染も発生

ニュース

全国で警報レベル超え、過去10年で最多の流行に

2025年6月17日付のNHK報道によると、全国にある小児科の定点医療機関から報告されたリンゴ病(伝染性紅斑)の患者数は、1医療機関あたり平均2.28人に上り、国の警報基準(2.0人)を超える事態となっています(※1)。

この数値は、過去10年間で最多であり、全国的な流行の拡大が非常に深刻であることを示しています。

特に感染者の多い都道府県は以下の通りです:

  • 埼玉県:4.95人(1施設あたり)

  • 東京都:4.60人

  • 神奈川県:4.32人

  • 千葉県:3.46人

  • 熊本県:3.25人

  • 大阪府:3.14人

これらの地域では、保育園・幼稚園・小学校など集団生活を送る子どもたちの間での感染が急増しており、保護者や施設職員にも感染が広がるリスクがあります。
特に妊婦や高齢者が家庭内にいる場合は、さらなる警戒が必要です。

■ 盛岡市で初の集団感染、保健所設置以来の報告

岩手県盛岡市でも、2025年6月4日から10日にかけて市内の教育・保育施設で集団感染が確認されました。
園児20人が頬や腕に発疹などの症状を訴え、うち16人が医療機関でリンゴ病と診断されました(※2)。

盛岡市保健所によると、2008年度の保健所設置以降、教育・保育施設でのリンゴ病集団感染は今回が初めて。市は施設と連携しながら感染拡大防止に取り組んでいます。

この事例は、全国での流行が局地的な拡大にとどまらず、地方都市やこれまで感染例のなかった施設にも波及している実態を明らかにしています。

■リンゴ病とは?── 知っておくべき症状と感染経路

リンゴ病は、「ヒトパルボウイルスB19」というウイルスによって引き起こされる感染症で、正式名称は「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」です。

主な症状

  • 頬が赤くなる(リンゴのような紅斑)

  • 腕・脚・体幹部にかけて網目状の赤い発疹

  • 軽い発熱、倦怠感、関節の痛み

特に子どもがかかりやすい感染症ですが、大人が感染すると関節痛や発熱が長引くこともあり、妊婦が感染すると胎児に影響する可能性もあるため注意が必要です。

感染経路

  • 飛沫感染(咳やくしゃみなど)

  • 接触感染(手すり・おもちゃ・タオルなど)

そしてリンゴ病の最大の特徴は、発疹が出る前の時期がもっとも感染力が高いという点です。
つまり、症状が出てからでは手遅れになることも多く、日常的な予防と除菌の徹底が欠かせません

■アルコールが効きにくいとされている

ノンエンベロープウイルスであるため、アルコールに効きにくいとされているため、塩素系消毒剤を使用することが効果的です。おむつ交換や糞便処理の際にも適切な衛生対策を行いましょう。

ノロウイルス対策でもお伝えしているようにジェスパをご活用下さい。

【参考リンク】 時間経過とともにリンク先は消失している場合がございます。

2025/06/23

次亜塩素酸水はここが違う!アルコール製剤との比較

感染症対策について

感染症や食中毒予防が求められる昨今、除菌剤の選択に悩む方も多いのではないでしょうか。特にアルコール製剤と次亜塩素酸水は、広く使われる除菌剤として知られています。しかし、この2つにはそれぞれ特徴があり、適した用途や効果に違いがあります。本記事では、アルコール製剤と次亜塩素酸水の違いを徹底的に比較し、次亜塩素酸水「ジェスパ」の特長を解説します。

効果範囲:アルコールが効かないノロウイルスにも効果的

アルコール製剤は、インフルエンザウイルスや細菌に対して効果を発揮します。しかし、ノロウイルスや芽胞菌のようなアルコール耐性のある微生物には効果が期待できません。一方、次亜塩素酸水はこれらのアルコール耐性菌にも有効です。特にジェスパは、80ppmという適切な濃度で、安全かつ高い除菌効果を実現しています。

次亜塩素酸水の強みは、幅広い病原体に対応できる点です。特に冬場に流行するノロウイルス対策には欠かせない存在となっています。

■安全性:低刺激で、ペットや子どもにも安心

アルコール製剤は揮発性が高く、使い続けると手荒れの原因になることがあります。また、引火性があるため、取り扱いには注意が必要です。

これに対し、次亜塩素酸水は低刺激で、肌や環境に優しいのが特長です。ジェスパは食品添加物規格を満たしており、食品への殺菌使用。ペットや小さな子どもがいる家庭でも安心して使用できます。特に、キッチンやおもちゃの除菌にも適しており、安全性を重視する場面で選ばれています。

■使い勝手:濡れた場所でもしっかり除菌

アルコール製剤は揮発しやすいため、効果が持続しにくいことがあります。また、水に濡れた場所では効果が薄れる場合があります。

また、アルコール製剤は特定の材質(アクリル・プラスチック・ゴムなど)にダメージを与えることがありますが、次亜塩素酸水は素材を傷めにくいため、安心して使えます。

一方、ジェスパの次亜塩素酸水は、水に濡れている場所でも効果を発揮するため、キッチン周りや調理器具の除菌に最適です。例えば、調理後の濡れたままのまな板や、シンクの水滴がついた部分にもそのままスプレーして使用できます。これにより、より衛生的な環境を保つことが可能です。

また、スプレー容器に入れて使うだけで、簡単に広範囲を除菌できるのも魅力です。水拭き不要で除菌が完了するため、忙しい日常でも手間がかかりません。

■使用シーンでの実用例

  1. 飲食店:テーブルや調理器具の除菌に。食品に使用できる安心なジェスパが活躍します。

  2. 病院:手すりやドアノブなど、接触頻度の高い場所に使用可能。

  3. 家庭:キッチンやトイレ、子どものおもちゃの除菌に。特にアルコールでは対応しづらい場面で活躍します。

アルコール製剤と次亜塩素酸水には、それぞれの特長がありますが、幅広い病原体への効果や安全性、使い勝手を重視するなら、次亜塩素酸水「ジェスパ」が最適です。

ジェスパは、除菌力と安全性を考慮し、80ppmという濃度で製造されています。
この濃度は、多くのウイルスや食中毒菌などに有効でありながら、安全性も確保できるバランスの取れた設計です。

是非、ジェスパをお試し下さい。

2025/04/03

プラスワンキャンペーン 2025年5月31日迄

お知らせ

2025年6月30日まで期間延長しました。

2025年4月1日~2025年5月31日までの期間中に以下の対象商品を購入すると、プラスワンのアイテムをプレゼント。

1.ジェスパ20L&専用ボトルセット

2.ジェスパ 10L

スプレーボトル500ml 3本 と スプレーボトルで使用できる、トリガー部分の替トリガーを3本プレゼントさせていただきます。

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2025/04/01

トイレのふた、閉めるべき?――ノロウイルス感染リスクを減らすための新知見

感染症対策について

国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)センシングシステム研究センター 福田 隆史 総括研究主幹、安浦 雅人 主任研究員、河合 葵葉 リサーチアシスタントは、国立大学法人 金沢大学 理工研究域フロンティア工学系 微粒子システム研究グループ 瀬戸 章文 教授と共同で、水洗トイレから発生する飛沫(ひまつ)の挙動を、湿度制御下における粒径分布・空間分布といったさまざまな観点から捉え、可視化しました。また、ウイルス粒子を含む飛沫の飛散を分析し、汚染リスクの評価に成功しました。

「便器のふたを閉めて流してください」は衛生的か?というタイトルで研究結果を発表していますので、

その内容をご紹介します。

トイレ使用後の水洗時に発生するエアロゾルとは?

トイレで水を流す際、目には見えない微細な水滴 "エアロゾル" が発生します。このエアロゾルには、ウイルスや細菌が含まれる可能性があり、空気中に長時間漂うことが知られています。特にノロウイルスは感染力が強いため、エアロゾルを通じた感染リスクが懸念されています。

便器のふたの開閉がエアロゾル拡散に与える影響

産業技術総合研究所(産総研)の研究によると、便器のふたを閉めて水を流した場合と開けたまま流した場合では、エアロゾルの拡散範囲が大きく異なります。

  • ふたを開けたまま水を流した場合 → エアロゾルが約1.5m以上拡散し、周囲の空間に広がる。

  • ふたを閉めて水を流した場合 → エアロゾルの拡散が大幅に抑えられる。

便器のふたを閉めて水を流すことで、上方へのエアロゾルの拡散が抑制されることが示されています。ただし、ふたを閉めた状態でも、使用者側に約15 cm程度の距離までエアロゾルが漏れ出すことが確認されています。

さらに、環境湿度が高い場合、エアロゾルの発生量が増加することが分かっています。具体的には、相対湿度30%と70%を比較すると、エアロゾルの総体積が約4.6倍増加するとのことです。

これらの結果から、トイレ使用時には便器のふたを閉めて水を流すことが、エアロゾルの拡散を抑制し、感染リスクを低減する効果的な方法であると考えられます。

■興味深い模擬ウイルスの付着データ

上記のデータは、ふたを閉めた状態でも模擬ウイルスがトイレ周辺に付着することが確認されました。特に、便座裏やふたへの付着は予想通りでしたが、意外にも壁への付着率が高いことが明らかになりました。

これにより、「ふたを閉めて流すことの重要性」や「除菌すべきポイント」が数値として示され、大変参考になります。

サービス業や公共施設では、利用者全員にふたを閉めて流すことを徹底するのは難しいかもしれません。しかし、オフィスや施設など、特定の人が利用するトイレでは、ルールを決めて実施することも可能でしょう。

また、清掃時やジェスパでの除菌の際は、壁面もしっかり行うことが重要であることが分かりました。

現在、ノロウイルスが各地で流行しています。トイレ個室内の除菌を徹底し、感染リスクを最小限に抑えましょう!

2025/03/18

感染性胃腸炎が過去10年で最多!ノロウイルス対策

感染症対策について

2025年3月5日の報道によると、 感染性胃腸炎の患者数が過去10年間で最多 となりました。特に ノロウイルスが原因となる集団感染 が、飲食店や施設を中心に相次いでいます。

国立感染症研究所によりますと、先月23日までの1週間に全国の3000の小児科から報告された感染性胃腸炎の患者の数は、1医療機関あたり10.32人にのぼりました。

ノロウイルスは、 「ノンエンベロープウイルス」 に分類されます。これは、 ウイルス表面に脂質の膜(エンベロープ)を持たない という特徴を持つため、 一般的なアルコール消毒では効果が弱い のです。

  • エンベロープウイルス(インフルエンザなど) → アルコールで不活化しやすい

  • ノンエンベロープウイルス(ノロウイルスなど) → アルコールに抵抗がある

■カギはトイレの衛生管理

ノロウイルスは 非常に感染力が強い だけでなく、 アルコール消毒が効きにくい 特徴があります。そのため、一般的な消毒方法では不十分で、 適切な対策をとらないと感染が広がりやすくなります。

さらに、 便やおう吐物にウイルスが含まれている可能性があるため、トイレがノロウイルスの感染源 となるケースが多く、特に 便座の裏や床、ドアノブ などの衛生管理が感染拡大を防ぐカギとなります。

ノロウイルスの感染経路は主に以下の3つです。

  • 接触感染(感染者が触れた場所を介して感染)

  • 飛沫感染(吐しゃ物の飛沫が乾燥し、空気中に舞うことで感染)

  • 経口感染(汚染された食品や水を摂取して感染)

特にトイレはノロウイルスの温床になりやすい場所 です。トイレ内のどこに注意すべきかを見ていきましょう。

  • 便座の裏・フタ → ウイルスが付着しやすく、掃除を怠ると広がりやすい

  • トイレの床 → 吐しゃ物や飛沫が落ちやすく、足裏から拡散するリスク

  • ドアノブ・レバー → トイレ使用後に触れるため、ウイルスが付着しやすい

トイレ清掃は 目に見える汚れだけでなく、見えないウイルスを除去することが重要 です。

正しいトイレ清掃方法

  • ジェスパを使用

  • 便座の裏やトイレのフタも拭き取る

  • 床やドアノブ(特にトイレの使用後は重点的に)

流行中はジェスパを常備しておきましょう。

ペーパータオルストリーム

こちらは、流せるペーパータオルです。

ジェスパ除菌後に、拭き上げてそのままトイレに流せます。

取引中のお客様には、無料サンプルをお送りしていますので、

お気軽にお申し付けください。

2025/03/06