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感染症胃腸炎ノロウイルスの集団感染

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ノロウイルスなどの集団感染にご注意

11月に入り、ノロウイルスなどによる感染症胃腸炎の集団感染ニュースが確認されています。

・岩手県県央保健所管内の保育施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生 園児ら29人に嘔吐や下痢の症状

(11月5日)

・感染性胃腸炎の集団発生 園児計29人が症状 ヒトパレコウイルスなどを検出 岩手・盛岡市内2つの施設(岩手めんこいテレビ) 2つの施設あわせて29人が嘔吐や下痢等の症状を訴えていて、ヒトパレコウイルスやアデノウイルスなどが検出された。

・無許可営業店の弁当で食中毒の症状29人、ノロウイルスを検出 茨城 自宅台所で作った弁当を事業所などに車で配達していた。1日に県内3カ所に配達した弁当を男女36人が食べ、2日昼ごろから症状を訴え。 うち26人と調理人1人の便などからノロウイルスを検出

(11月8日)

御坂西小で感染性胃腸炎が集団発生 学校閉鎖の措置 ノロウイルスが原因とみられる 山梨・笛吹市(UTYテレビ山梨) 児童93人と教員3人に感染性胃腸炎の集団発生がありました。 ノロウイルスが原因とみられます。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生 園児14人 岩手県 11月8日に県央保健所管内の教育・保育施設(園児104人・職員27人)から複数の園児に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり 症状のある7人からノロウイルスを検出

(11月12日)

いよいよ、インフルエンザと共に、ノロウイルスの流行シーズンに入ってきたという事でしょうか。

ノロウイルスはノンエンペロープウイルスであり、腸管で増殖するため、嘔吐や糞便の処理に気をつけなければなりません。

これからの時期は、ノロウイルスが含まれている事を想定して対応しましょう。

トイレ個室内にジェスパを常備

不定期ですがFAXニュースでお伝えしている、ジェスパをお使いの皆様には、すでにその高い除菌効果をご存じかと思いますが、特にノロウイルスなどの集団感染予防のために、トイレの個室内を使用前後に除菌することが非常に重要です。しかし、トイレ内で都度除菌を行う場合、従来の雑巾での拭き取り作業が手間になりがちです。雑巾の出し入れや管理が面倒なうえ、衛生面も気になります。

また、トイレットペーパーで拭き取ろうとすると、ペーパーが薄いため便器にひっつきやすく、使い勝手が悪くなりがちです。そこでおすすめしたいのが「流せるペーパータオル」です。このペーパータオルなら、拭き取り後にそのままトイレに流せるので、手軽かつ衛生的にジェスパを使った除菌が可能になります。

流せるペーパータオルを使って、トイレ個室内をスムーズに除菌し、清潔な環境を保ちましょう。

ペーパータオルストリーム

こちらは、流せるペーパータオルです。

ジェスパ除菌後に、拭き上げてそのままトイレに流せます。

取引中のお客様には、無料サンプルをお送りしていますので、

お気軽にお申し付けください。

近日中にご案内のFAXも送信予定しています。

2024/11/14

インフルエンザ全国的な流行入り

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2024年 第44週 (10月28日~11月3日)

厚生労働省の発表資料によりますと、2024年第44週の定点当たり報告数は1.04(患者報告数5,127)となり、インフルエンザの流行入りの目安となる1.0人を超えました。

これにより、全国的にインフルエンザの流行入りとなりました。

流行入りの時期としては、2009年に次いで2番目の早さとなります。

定点報告数の主な都道府県別

▽沖縄県(10.64)

▽静岡県(2.09)

▽千葉県(2.00)

▽大分県(1.66)

▽福井県(1.62)

▽愛媛県(1.57)

▽長崎県(1.53)

▽熊本県(1.44)

▽福岡県(1.39)

▽鹿児島県(1.29)

となっています。

また、10月下旬からインフルエンザによる学校閉鎖のニュースも確認されています。

今後の動向に注視しましょう。

厚生労働省発表資料

2024/11/09

インフルエンザ流行入り 第41週 10月7日~13日

ニュース

インフルエンザの流行入りが公表されました

インフルエンザの流行入りの目安となる

患者報告数が1医療機関あたりでは、1.0人を超えると流行と言われています。

今後の動向に注視しましょう。

都道府県別では、第41週10月7日~10月13日の定点報告数で

インフルエンザの流行入りとなった都道府県は以下の通りです。

▽茨木県 1.23人
▽岐阜県 1.28人
▽奈良県 1.04人
▽長崎県 1.10人
▽宮崎県 1.83人
▽鹿児島県1.34人 

沖縄県は注意報発令基準の10人を超え 19.13人となり、注意報が継続して発令中となっています。

出典:厚生労働省インフルエンザに関する報道発表資料 2024/2025シーズン

2024/10/20

手足口病 再び増加 感染者数過去10年で最多

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全国の状況 第37週(9/9~9/15)

国立感染症研究所からデータの状況を感染状況の多い、都道府県を抜粋。

全国報告数25,143人 定点あたり報告数 8.03人

警報基準は、定点あたり報告数5.0人

報告数 定点あたり報告数
1 富山県 621 21.41
2 宮城県 840 15.27
3 愛媛県 558 15.08
4 島根県 290 13.18
5 石川県 367 12.66
6 山口県 491 11.42
7 静岡県 1012 11.37
8 滋賀県 406 11.28
9 山形県 312 11.14
10 岩手県 440 11
11 神奈川県 2421 10.81
12 愛知県 1902 10.45
13 長野県 553 10.43
14 香川県 260 9.29
15 埼玉県 1521 9.27
16 東京都 2394 9.1
17 福井県 227 9.08
18 長崎県 399 9.07
19 鳥取県 163 8.58
20 福島県 410 8.37
21 岐阜県 443 8.36
22 京都府 625 8.12
23 千葉県 961 7.81
24 新潟県 424 7.71
25 和歌山県 220 7.59
26 山梨県 182 7.58
27 兵庫県 897 6.95
28 栃木県 307 6.67
29 北海道 850 6.2
30 奈良県 210 6.18
31 福岡県 710 5.92
32 宮崎県 202 5.61
33 茨城県 405 5.4
34 鹿児島県 269 5.27
35 群馬県 278 5.25
36 青森県 185 5

警報基準の5.0を超えている、道府県は36となっています。

アルコールが効きにくいとされている

手足口病は、主に「コクサッキーウイルス」や「エンテロウイルス」によって引き起こされます。

アルコールが効きにくい理由

ウイルスには2つのタイプがあり、手足口病のウイルスは「ノンエンベロープウイルス」と呼ばれるものです。このタイプのウイルスは、脂肪の膜(エンベロープ)を持たないため、アルコールではその構造を壊すことができず、効果が弱いのです。

エンベロープウイルスとの違い

「エンベロープウイルス」は脂肪の膜を持っており、アルコールはこの膜を破壊することでウイルスを不活性化します。つまり、アルコールはエンベロープウイルスには効果的ですが、手足口病のウイルスには効きにくいという違いがあります。

回復後も、糞便にウイルスが含まれている可能性

手足口病が完治した後も、感染者は数週間にわたってウイルスを含んだ糞便を排出することがあります。この期間中は以下の点に注意する必要があります。

注意点

  1. トイレの衛生管理: 感染者が使用したトイレは、定期的に除菌を行うことが重要です。特に便座やフラッシュレバーなど、手で触れる部分は徹底的に清掃します。

  2. 手洗いの徹底: トイレ使用後には必ず石鹸と水で手を洗います。また、おむつ替えの後や糞便に触れた後も同様です。手洗いを怠ると、他の家族や同居人に感染を広げるリスクが高まります。

  3. おむつの処理: 小さな子供が手足口病にかかった場合、おむつの処理には特に注意が必要です。使用済みのおむつは密閉できる袋に入れてから廃棄し、手洗いを徹底します。

  4. 食事の前後の手洗い: 食事の前や調理の前にも手洗いを徹底します。これにより、ウイルスが食べ物や食器に付着するのを防ぎます。

  5. 家族への周知: 家族や同居人にも手足口病の特性と予防策を周知し、感染拡大を防ぎます。特に免疫力が低い高齢者や慢性疾患を持つ人がいる場合は、感染防止策を強化します。

感染予防策の実践

手足口病が治癒した後も感染予防策を続けることで、家族内やコミュニティでのウイルス拡散を防ぐことができます。これらの対策を徹底することで、再感染や他の人への感染を予防できます。

まとめ

手足口病は通常、数週間で症状が治まりますが、完治後もウイルスを排出し続けるため、適切な衛生管理が重要です。特に、トイレの使用後やおむつの処理の際には、徹底した手洗いや消毒を心がけることで、他の人への感染を防ぐことができます。家族全員がこの感染予防策を理解し実践することで、安全で健康な環境を維持することができます。

流行期には特に、トイレ個室内、おむつ交換台付近、こどもたちが触れるおもちゃなど、ジェスパを噴霧して、感染予防にお役立て下さい。

2024/09/29

黄色ブドウ球菌による食中毒

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横浜市の百貨店で黄色ブドウ球菌の食中毒

横浜市の百貨店で、7月24日から25日にかけて販売されたうなぎ弁当が原因で、161人の方が、下痢やおう吐の症状を発症。

保健所が検査の結果、黄色ブドウ球菌による食中毒と断定。

また、90代の方が1名お亡くなりになっていますが、食中毒による因果関係は不明としています。

黄色ブドウ球菌とは?

1 黄色ブドウ球菌とは?

黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)は、ヒトや動物の皮膚や鼻腔に常在する細菌で、特定の条件下で食品中に繁殖し、毒素を生成します。この毒素が食中毒を引き起こします。

2 食中毒の症状

黄色ブドウ球菌による食中毒は、摂取後数時間以内に発症することが多く、症状には以下が含まれます:

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢 これらの症状は通常24時間以内に治まりますが、重症の場合は医療機関を受診する必要があります。

3 食中毒の原因

黄色ブドウ球菌による食中毒の主な原因は、不適切な食品の取り扱いです。特に次のような状況で発生しやすいです:

  • 手洗いの不徹底
  • 加熱不足
  • 保存温度の不適切
  • 調理後の長時間放置

黄色ブドウ球菌が繁殖する人体の場所と予防のポイント

<鼻腔>

繁殖場所:

  • 黄色ブドウ球菌は特に鼻腔内に多く常在しています。健康な成人の約30%が鼻腔に黄色ブドウ球菌を保有しています。

予防ポイント:

  • 手洗いの徹底:鼻をかんだり、鼻に触れた後は必ず手を洗う。
  • マスクの使用:特に調理中にマスクを使用することで、飛沫による食品汚染を防ぐ。

<皮膚>

繁殖場所:

  • 皮膚表面、特に湿った部位(腋の下、鼠径部など)に繁殖しやすいです。

予防ポイント:

  • 清潔を保つ:日常的にシャワーを浴び、皮膚を清潔に保つ。
  • 傷の手当て:皮膚に傷がある場合は、適切に消毒し、包帯などで保護する。

<口腔内>

繁殖場所:

  • 口の中や喉にも存在することがあります。

予防ポイント:

  • 口腔ケア:歯磨きやうがいをこまめに行い、口腔内を清潔に保つ。

<手>

繁殖場所:

  • 手の表面に菌が付着しやすく、手を介して食品や他の物に菌を広げるリスクがあります。

予防ポイント:

  • 手洗いの徹底:調理前、トイレ後、ゴミを触った後など、頻繁に手を洗う。
  • 手袋の使用:調理中に手袋を使用することで、手からの汚染を防ぐ。

気をつけるポイント

1 衛生管理

手洗いは基本中の基本です。調理前後やトイレの後、鼻をかんだ後など、こまめに手を洗うことで、黄色ブドウ球菌の拡散を防ぎます。また、調理器具や調理台の清掃も重要です。

2 食品の適切な保存

冷蔵庫や冷凍庫を適切に使用し、食品の保存温度を管理することが重要です。特に生肉や乳製品などは、長時間室温に放置しないよう注意しましょう。

3 十分な加熱と毒素の問題

黄色ブドウ球菌自体は加熱処理で死滅させることができますが、この細菌が生成するエンテロトキシン(毒素)は非常に耐熱性があり、通常の調理温度では分解されません。そのため、細菌を加熱処理で殺すことはできても、既に生成された毒素が残っている場合、食中毒のリスクは依然として存在します。

対策:

  • 十分な加熱:食品を中心部までしっかりと加熱し、細菌を殺す。
  • 適切な保存:細菌が毒素を生成する前に食品を適切に保存し、早めに消費する。
  • 衛生管理:調理器具や手の清潔を保ち、細菌の繁殖を防ぐ。

<まとめ>

黄色ブドウ球菌による食中毒は、適切な衛生管理と食品の取り扱いで予防可能です。特にエンテロトキシンの耐熱性を理解し、菌の繁殖を防ぐことが重要です。日常生活でのちょっとした注意が、食中毒のリスクを大きく減少させます。家庭や職場での食品衛生に気を配り、安全な食生活を心がけましょう。

また、ジェスパは平成20年8月に第三者機関にて、黄色ブドウ球菌の検査を実施しています。

黄色ブドウ球菌の特徴を理解し食中毒対策にお役立て下さい。

2024/08/04

新型コロナ感染拡大「 KP.3 」

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各地で新型コロナ感染者が急増

感染者が急増している新型コロナウイルスですが、新たな変異株

KP.3の影響と言われています。

2024年3月、アメリカで初めて確認された新型コロナウイルスの新たな変異株「KP.3」は、世界中で注目を集めています。これまでに流行した他の変異株と同様に、KP.3も特有の特徴を持ち、感染拡大のリスクが高まっています。

KP.3は従来の変異株に比べて感染力が高く、短期間で多くの人々に感染する可能性があります。

KP.3とは

新型コロナウイルスの変異株の中で、オミクロン株(B.1.1.529系統)は特に注目されてきました。KP.3もこのオミクロン株の変異型であり、いくつかの共通点と独自の特徴があります。

オミクロン株とは

オミクロン株は、2021年11月に南アフリカで初めて報告された変異株です。この株は非常に多くのスパイクタンパク質の変異を持ち、急速に広まりました。オミクロン株にはいくつかのサブライン(亜系統)があり、これまでに多くの派生型が確認されています。

KP.3はオミクロン株の亜系統の一つです。つまり、オミクロン株の遺伝的変異を受け継ぎつつ、新たな変異を持つウイルスです。

そのため、オミクロン株でウイルスの不活化検証をしているジェスパを使用して感染防止対策にお役立て下さい。

2024/07/21