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インフルエンザ全国で7週連続増加 沖縄県も注意報を発令 — 今こそ警戒を

■例年より早い流行拡大 流行入り・注意報・警報の段階を理解しましょう

厚生労働省の最新発表によれば、10月5日までの1週間で1医療機関あたりのインフルエンザ患者数の全国平均は 1.56人 に達し、前週の 1.04人 から約1.5倍に急増。これで 7週連続での増加 となっています。
このような全国的な感染拡大の流れの中、10月10日には 沖縄県でもインフルエンザ注意報 が発令されました。流行期を前に、「注意報」段階に移行した地域として、沖縄の現状をしっかり押さえておきたいところです。

全国の動き:インフルエンザ患者数が7週連続で増加

  • 厚生労働省によると、全国平均の定点医療機関あたりの患者報告数が 1.56人 に上昇。

  • 前週の 1.04人 から約 1.5倍 の増加であり、増加傾向は 7週連続

  • この数値は、流行期を迎えてからの拡大ではなく、季節本番前からの上昇という点で、例年と比べても予兆的な動きと考えられます。

この全国的な傾向が示すのは、インフルエンザの“波”が少しずつ強まりつつあるという可能性です。

沖縄県:10月10日に注意報を発令

全国の流行拡大と並行して、沖縄県も動き始めています。

  • 県内定点医療機関からの報告数が 10人/定点 の基準を超え、10月10日付で インフルエンザ注意報 を発令。

  • 特に 5〜9歳の小児層 に感染報告が多く、県内学級閉鎖・学年閉鎖がすでに複数地域で確認されています。

  • 地域別では 中部地域 の報告数が突出しており、那覇市・南部・北部でも上昇傾向がみられます。

  • 注意報発令というのは、「流行入り」を超えて地域レベルでの拡大が懸念されはじめた段階です。

このように、沖縄では全国と同じ流れの中で、ひと足早く注意段階に移ったといえます。

インフルエンザ「流行入り」「注意報」「警報」段階の違い

インフルエンザ状況を判断・対策を促すため、行政・保健機関は複数の段階を設けることがあります。代表的なものを以下に示します。

段階意味合い想定される対応
流行入り 感染者数が増加傾向に入り、一定の基準を超える状態 基本的な予防対策の強化、注意喚起
注意報 地域レベルで流行の拡大がはっきりし始めた段階 学校・施設での対応促進、早期受診啓発
警報 感染者数が著しく増え、社会生活や医療体制に影響を及ぼす懸念がある段階 より強い警戒、対応強化、場合によっては制限措置の検討

なお、これらの基準・名称・段階の詳細は自治体・保健所・都道府県により異なることもあります。

沖縄県は現在「注意報」の段階にあり、今後の報告数次第では「警報」へ移行する可能性があります。

■まとめ

全国ではインフルエンザ患者数が 7週連続で増加、定点あたり平均 1.56人 まで上昇

そうした全国の流れの中で、 沖縄県も10月10日に注意報を発令

流行入り → 注意報 → 警報」という段階を理解し、現状や今後の動きを見極めよう

今のうちからの基本的な感染予防対策が、拡大を抑える第一歩になりえるでしょう。