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青森・北九州・高知で相次ぐインフルエンザ 流行はすでに全国に?

■例年より早い流行、休校・学級閉鎖も発生

「まだ残暑が続く時期に、まさかインフルエンザ?」と思われる方も多いのではないでしょうか。ところが、今季は例年より早く各地で流行が確認されています。青森県では8月に過去最速で流行入り、北九州市では中学校で全校生徒の6割以上が感染し休校に。さらに高知市では保育施設で集団感染が発生しています。いずれも例年よりも早い動きで、全国的な拡大の兆しも懸念されます。

青森県:過去10シーズンで最も早い「8月の流行入り」

青森県は8月25日〜31日の定点報告数が1.23人となり、流行の目安(1.0)を超えたため、異例の早さで流行入りを発表しました。これは過去10シーズンで最も早い記録です。
特に「西北」地域では定点あたり7.17人と高い水準を示しており、すでに地域的な広がりが懸念されています。

北九州市:中学校で全校生徒の6割以上が感染し休校に

北九州市門司区の中学校では、生徒135人中84人(6割超)がインフルエンザに感染。9月3日から4日まで休校措置が取られました。
さらに、小倉北区の小学校でも学級閉鎖が実施されるなど、教育現場での影響が出ています。

高知市:保育施設で今シーズン初の集団感染

高知市内の教育・保育施設では、園児と職員を合わせて16人がインフルエンザ感染と診断され、園児2人が体調不良で欠席中。高知県内でも今季初の集団感染事例として警戒が強まっています。

インフルエンザの傾向は、今後の注視が必要です。

  • 青森県:8月に流行入り(過去最速)

  • 北九州市:休校・学級閉鎖がすでに発生

  • 高知市:保育施設で集団感染

いずれも例年より流行が早いため、発生地域の皆様は、警戒しましょう。