日別アーカイブ 2026年8月28日

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各地でインフルエンザ 8月に流行拡大 学級閉鎖も

全国各地でインフルエンザの患者報告数が増加しています。

2026年第34週(8月17日~23日)の全国の定点当たり患者報告数は1.11人となり、流行開始の目安とされる1.00人を超えました。

北海道から九州まで広い地域で流行開始の目安を超え、宮崎県や岩手県では学級閉鎖や学年閉鎖も発生しています。

冬の感染症というイメージが強いインフルエンザですが、今年は8月の段階ですでに全国的な広がりを見せています。

全国の患者報告数が増加

全国の定点当たり患者報告数は、2026年第30週の0.24人から、第31週0.37人、第32週0.52人、第33週0.69人、第34週1.11人と増加しています。

第33週の段階では、沖縄県、青森県、埼玉県、神奈川県、宮城県、新潟県で、すでに流行開始の目安となる1.00人を超えていました。

第34週には、北海道、青森県、茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、宮崎県など、さらに多くの地域で1.00人を超えています。

福岡市や長崎県でも流行期入りが発表され、北海道から九州まで流行地域が広がっています。

2026年8月にインフルエンザの流行開始が確認された各地の定点当たり患者報告数

2026年8月27日までに公表された自治体の情報から、各地の状況を一部抜粋しています。

今後の発表によって、流行開始の目安を超える地域がさらに増える可能性があります。

東京都は昨年より1か月以上早く流行開始

東京都の第34週の定点当たり患者報告数は1.49人となり、流行開始の目安を超えました。

昨年の東京都が1.00人を超えたのは第39週だったため、今回は昨年より1か月以上早い流行開始です。

都内31保健所のうち20保健所で1.00人を超え、島しょ11.00人、渋谷区5.00人、町田市4.23人など、地域によってはすでに高い報告数となっています。

第34週には、都内の学校や社会福祉施設などで、インフルエンザ様疾患の集団感染が7件報告されました。

北海道は過去10年で最も早い流行入り

北海道の第34週の定点当たり患者報告数は、前週の0.70人から1.12人へ増加しました。

北海道と札幌市では、過去10年で最も早い流行シーズン入りとなりました。

北海道内では、網走4.25人、江別3.43人、八雲3.33人、渡島3.25人、岩見沢3.00人など、複数の地域で全道平均を上回っています。

関東や北陸でも患者報告数が増加

第34週の定点当たり患者報告数は、青森県2.08人、神奈川県1.99人、埼玉県1.83人、千葉県1.80人、新潟県1.65人となりました。

青森県では前週の1.71人から2.08人、埼玉県では1.67人から1.83人、新潟県では1.09人から1.65人へ増加しています。

千葉県では幅広い年代から報告

10歳未満が患者全体の38%を占める一方、20歳以上の成人も49%を占めています。子どもだけに限らず、幅広い年代で患者が報告されています。

九州でも相次いで流行期入り

福岡市の第34週の定点当たり患者報告数は、前週の0.50人から1.28人へ増加しました。

長崎県でも、前週の0.58人から1.08人へ増加し、流行開始の目安を超えました。

長崎県内では、壱岐地区5.33人、長崎地区1.27人、対馬地区1.00人となっています。

宮崎県では、県内28の定点医療機関から35人の患者が報告され、定点当たり患者報告数は1.25人となりました。

宮崎県の患者報告数は3週連続で増加し、前年の同じ時期と比べて約16.6倍となっています。

また、報告された患者の8割以上を15歳未満が占めています。

8月でも学級閉鎖や学年閉鎖が発生

患者報告数が増えているだけでなく、すでに学校生活への影響も出ています。

宮崎市内の中学校

中学校1校で、8月25日から27日までの3日間、インフルエンザによる学級閉鎖が行われました。

二戸市立浄法寺小学校

1年生から4年生までの合計33人がインフルエンザと診断、または感染の疑いとなり、8月24日から26日まで学年閉鎖となりました。

北上市立南小学校

全校児童387人のうち13人が罹患し、8月27日から28日まで、1年生の1クラスが学級閉鎖となりました。

岩手県内で8月にインフルエンザによる学校等の休業措置が取られたのは、これで2件目です。

新学期後の感染拡大に注意

夏休みが終わり、多くの学校で新学期が始まる時期です。

児童・生徒を中心に人との接触機会が増えることで、学校や家庭、施設内でさらに感染が広がる可能性があります。

今年は予防接種が本格的に始まる前から流行地域が広がっていることにも注意が必要です。

本格的な流行に備えて

8月の段階ですでに全国の定点当たり患者報告数が1.00人を超え、各地の学校では学級閉鎖や学年閉鎖も発生しています。

学校、保育施設、福祉施設、事業所などでは、本格的な流行に備え、ジェスパも活用しながら、早めに感染対策の準備を進めておきましょう。